免疫力を高める乳酸菌
私たちを有害なウイルスや最近から守るのが免疫力。
そしてその免疫力を司っているのが免疫細胞です。
あまり知られていないことですが、私たちの免疫細胞の約6割は腸に集中しています。
つまり、腸を健康に保つことは免疫細胞を健康に保つことにつながるのです。
ちなみに、免疫細胞は骨髄や胸腺でつくられ、全身に送られます。
腸は食物から最終的に栄養を吸収する大切な器官で、最も有害な菌類と接する器官でもあるので、
免疫細胞も多く必要というわけです。
この免疫細胞の中でも特に重要なのがTh1細胞とNK細胞の2つです。
そしてこの2つの細胞は乳酸菌によって大きく活性化されることがわかっています。
私たちの体を生涯にわたって守ってくれる免疫細胞ですが、
食生活のバランスが崩れたり、不規則な生活によって負担がかかるとその働きが低下してしまいます。
また加齢によってその力が下がることもわかっており、
20代をピークに80歳では8分の1程度になってしまうとも言われています。
だからこそ該当する人は健康を維持するために、積極的に乳酸菌を補い、
免疫力を高めてやらなければなりません。
乳酸菌が私たちの免疫力に大きな影響を与えることが
おわかりいただけたでしょうか。
乳酸菌には乳製品などに含まれる
動物性乳酸菌と
漬け物などからとることのできる
植物性乳酸菌の2種類があります。
このうち、胃酸に比較的強く生きたまま腸に届きやすいのは、植物性乳酸菌と言われています。
健康維持のためにヨーグルトを毎日食べるといった健康法を実践されている方は胃多くいますが、
できれば植物性乳酸菌が多く含まれているものを意識して摂取していきたいものです。
また近年は
死んでしまった乳酸菌でも種類によっては、
私たちの体に有益な活動を続けてくれることがわかっています。
そのため現在乳酸菌の入った健康食品を製造・開発しているメーカー各社は、
少しでも多くの良質な乳酸菌を生きたまま腸まで届ける研究と並行して、
死んでも健康に有効な働きをしてくれる乳酸菌を二本柱に開発を行っているところが多くなっています。
乳酸菌で免疫を上げ風邪予防しましょう。